日本養鰻漁業協同組合連合会(略名:日鰻連)は、国内のウナギ養殖の生産者団体です。

ウナギQ&A

Q1.日本で養殖しているウナギの種類は?
ウナギは太平洋、大西洋、インド洋の温帯域から熱帯域にかけて広く分布し、世界には19種類のウナギがいます。
私たちが、養殖しているウナギの種類は、ニホンウナギ(学名:Anguilla japonica)です。
Q2.ニホンウナギはどこから来るの?

ニホンウナギはマリアナ諸島西方海域で産卵し、ふ化したウナギの稚魚は、成長しながら黒潮に乗って11月から翌4月頃に日本の沿岸にたどり着きます。

Q3.ウナギの名の由来は?
ウナギの胸ヒレのあたりが黄色ことから「胸黄」→「むなぎ」→「ウナギ」、または、鳥の鵜がウナギを飲み込むのに難儀(なんぎ)していることから「鵜なんぎ」が転じてウナギなど諸説あります。
Q4.令和2年の土用丑の日はいつ?
一般的に夏の「土用丑の日」が有名ですが、「土用」とは立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前18日間を言い、この間にある十二支の「丑」の日を「土用丑の日」言います。年によっては夏の「土用の丑の日」が2回ある年もあります。
令和5年の土用丑の日は次の通りです。
夏の土用丑の日:7月30日  秋の土用丑の日:10月22日
Q5.「土用丑の日」にウナギを食べるの?
色々な説がありますが、一説には江戸の科学者平賀源内が、ひいきにしていたうなぎ屋の夏枯れ対策に「本日土用丑、うなぎ召しませ」という看板を書いたところ、うなぎ屋が大繁盛し、他のうなぎ屋もこれを真似し、以来この習慣が広がったと言われています。
Q6.「うなぎ蒲焼」の名の由来は?
初期の蒲焼は、ウナギをぶつ切りにして串に刺して焼いたもので、その形が植物の蒲(ガマ)の穂に似ていることから。また、かんばしい香りがすることから…などさまざまな説がありますが、いずれにしても「うなぎ蒲焼」は和食を代表する調理法の一つです。
Q7.蒲焼と白焼の栄養価について

【出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)】

項 目 単 位 蒲 焼 白 焼
エネルギー KJ 1,189 1,245
水 分 g 50.5 52.1
たんぱく質 g 23 20.7
脂 質 g 21 25.8
炭水化物 g 3.1 0.1
灰 分 g 2.4 1.3
無機質 ナトリウム mg 510 100
カリウム mg 300 300
カルシウム mg 150 140
マグネシウム mg 15 18
リ ン mg 300 280
mg 0.8 1.0
亜 鉛 mg 2.7 1.9
mg 0.07 0.04
ビタミン ビタミンA μg 1,500 1,500
ビタミンD μg 19 17
ビタミンE mg 5.0 5.4
項 目 単 位 蒲 焼 白 焼
ビタミン ビタミンK μg 0 0
ビタミンB1 mg 0.75 0.55
ビタミンB2 mg 0.74 0.45
ナイアシン mg 4.1 3.5
ビタミンB6 mg 0.09 0.09
ビタミンB12 μg 2.2 2.7
葉 酸 μg 13 16
パントテン酸 mg 1.29 1.16
ビタミンC mg 微量 微量
飽和脂肪酸 g 5.33 6.59
一価不飽和脂肪酸 g 9.85 11.95
多価不飽和脂肪酸 g 3.39 3.10
うちイコサペンタエン酸(EPA) mg 750.0 510.0
うちドコサヘキサエン酸 mg 1,300 1,100
コレステロール mg 230 220
食物繊維 g 0 0
食塩相当量 g 1.3 0.3
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